先日北米で出たPSVR専用ホラーゲーム「ア・チェア・イン・ア・ルーム:グリーン・ウォーター」を紹介いたします。開発はエクソシストと同じWolf & Wood Interactive Ltd.なので、時々類似点が見られますが、時系列的にはこちらのゲームが先に作られており、むしろエクソシストの原型に当たる作品となります。
PSVR化の際にグラフィックがリマスターされているとのことで、グラフィック的な古さはそこまで感じられず。エクソシストよりも新しい印象すら受けますが、細かい部分を見ると実質後発のエクソシストのほうが技術は高いです。
「ア・チェア・イン・ア・ルーム:グリーンウォーター」はアメリカ南部を舞台にしたVRホラーゲームです。アメリカの南部的な雰囲気の中、廃墟と化した町、荒れ果てたモーテル、汚く朽ち果てた沼地などで過去に起きた事件の調査を行いつつ自分に隠された真実を解明します。
いわゆるダイイングリボーンのような脱出系謎解きゲームなのですが、こちらの舞台はどうやら主人公の精神世界で、なかなか幻想的です。
ストーリー
ゲーム起動と同時に待合室ようなところから開始します。この部屋はメニュー選択の部屋となっておりチャプターセレクトなどが出来きます。エレベーターを呼ぶとニューゲーム開始です。
主人公はグリーンウォーター研究所の患者番号6079として、自分が誰であるか、ここにいるために何をしたのかを全く覚えていない状態で物語が始まります。暗いビジョンがあなたの思考に疑問を投げかけ、それ抑えることができるのは、医師の供給する薬だけです。
物語パートと探索パートやフラッシュバック織り成す幻想的な雰囲気の中、あなたが不吉なグリーンウォーター研究所で目覚めた理由とあなたの過去を解明できるだろうか?
ストーリーは20分から30分程度の6つの章に分かれており、物語を楽しみながらプレイの合間に休憩が取れるようになっています。
ゲームプレイ
ゲームプレイは意図的にスローペースに設定されているためVR酔もしにくいです。またそれによって緊張感が生まれ、周囲の環境を探索する時間を確保することができます。この悲惨な物語は、ジャンプスケアではなく、不穏なナレーションで展開され、問題を抱えた主人公の精神の中を旅するように不安とサスペンスが襲ってきます。無くした記憶のロックを解除し、このなグリーンウォーター研究所で目覚めた理由を明らかにするための手がかり見つける必要があります。
プレイ動画
ホラー特化評価
ホラーゲーマーのためのホラーゲーマーによる独断と偏見によるホラー度の評価です。ゲームの面白さとは関係ない評価です。
怖さ C
ホラー環境 71
ホラー音環境 76
ホラー要素 52
びっくり度 43
ストーリーの怖さ 71
キャラホラー度 50
ホラー演出 70
ゴア度 40
没入感 81
酔いやすさ 25
やりこみ度 30
Leave a Reply コメントをキャンセル