2017/09/28 ワープ移動など色々と良くない部分を改善するパッチが近日リリース リリース次第新たな動画をアップします。そんなことはなかったようです。いつまでも出ないので削除。実はヨーロッパではリニア移動パッチがリリース済なのに北米はまだという謎状況に困惑中です。
2018/03/28 ようやく北米でもリニアアップデート来ました~!早速ブロードキャスト配信しました。動画は下の方にあります!記事もそれに合わせて、改善!
一昨年出たややマイナーなホラー映画(筆者も知りませんでした)をベースにしたVRホラー屋敷探索ゲーム、
“Don’t Knock Twice”「ドント・ノック・トワイス」。(ダメ・ノック・二回)
結構延期を重ねましたが、ついに北米、欧州、奥州ストアで発売しました。
Steam、Xbox版もほぼ同時発売です。
発売前の紹介記事はこちら↓です。
ゲームシステムは「パラノーマル・アクティビティVR」に似ており、屋敷の各部屋を探索してオブジェクトを拾ったり、手紙や記事を読んだりしていくうちにイベントが発生していきます。
こちらも最近の定番になりつつある、PSMOVEで両手を再現して物を拾ったりするスタイルです。
まー、屋敷探索系のホラーゲームなんてみんな大体同じになるので、そんなもんでしょう。
一応非VRでも遊べますが、ボリュームと内容的に、非VRでこのゲームを遊ぶのはとても馬鹿らしく、お金の無駄です。
すばらしいところ
さて、実際遊んでみると、予告動画で見た印象とはだいぶ違っていました。
VR時のグラフィックが思ったより綺麗で、作り込みも結構丁寧。
どうしても似た系統の「パラノーマル・アクティビティVR」と比べがちになります。見た目だけなら、「パラノーマルVR」はちょっとインディー感のあるグラフィック、でもこちらは大手レベルのグラフィックです。
絡められるオブジェクトの数も多く、マップ上の多くの物を拾るだけでなく、一部壊す事まで可能、没入感とリアリティーを増すのに一役買っています。
物理エンジンがかなり優れており、オブジェクトの質量感や持ったり落としたりした時の挙動が中々リアルで、現在のPSVRゲームの中でもダントツで優れています。
VR内での物理エンジンの大事さがよくわかります。
細かいイベントもそれなりに凝っており、なかなか良いホラー環境を提供してくれます。ゲーム内では音を頼りに探索することも多く、音響も悪くないです。
一昨年出たホラー映画が原作なので、そこからの素材も流用しているのかもしれません。
という感じで、ホラーVRゲームとしては中々良い要素を持っているのですが、
現時点では、それを帳消しにするほどの操作性の悪さとバグの多さが問題です。
海外では、この辺がネックとなって怒りの声がレビューに届いています。
頑張って欲しい点
移動方式がポイント(指差し)ワープ式というところ。アップデートでリニア移動ができるようになりました!
ワープ式は突発的恐怖イベントと相性が悪い。ああいうのは、ゆっくり歩いている途中に突然ビビらせてくるのが一番怖いのであって、ワープ式だと、ひどいときは恐怖イベントにすら気が付かない事もある。
いや、そもそもシューティングゲームならともかく、こういう立ち系探索ゲームでワープ移動はありえないだろう・・・ワープ移動で角を曲がる時の面倒臭さを想像して下さい。筆者はむしろ今回このワープ方式のせいで酔いました。
グラフィックを犠牲にしてでも、ワープ式はやめてほしかったと思います。
更にコントローラー操作の場合、頭で向いたところにボタンを押してそこにワープします。
つまりですね・・・移動時はずっと下見てないといけない・・・・
なので本当はPSMOVEで遊びたいところなのですが、MOVEも微妙(後述
ボタンによる滑らかな振り向きが出来ない。アップデートでできるようになりました!
ボタンを一回押すと45度ぐらいの角度でしか回転できないいので、慌ててボタンで回転しているうちに、自分がどこを向いているのかすぐ見失ってしまう。ボタン配置も不自然、現在オプションで細かい設定も不可。ワープ移動と組み合わせると常に自分を見失いそうになります。
音的に何か怖いことが起きたような気がしたが、壁とか明後日の方向を向いてたので、見落としたのかな?という大変残念で、もったいないことになったりします。
敵や罠にやられて死亡ということもないので、緊張感に欠ける。
中途半端にPSVRの仕様に合わせてきたため、色々と無理が出ている。
このゲームは明らかに立ちながら遊ぶ探索ゲームですが、座りながら遊ぶというPSVRの仕様に合わせるために、だいぶ無理をしており、操作性が非常に悪くなってしまったようです。
特にPSMOVE使用時は酷く、没入感信者の筆者ですら諦めてコントローラーを使うほどです。アップデート後PSMOVEでの操作感が格段に良くなりましたので、コントローラーよりもMOVEで遊んだほうが面白いです。
また、ボタンの配置が直感的ではなく、絶望的にセンスがないので、ものの持ち替えがやりにくく、その度に持ったものを落として拾い直す作業の繰り返しで発狂寸前。
そもそもあんまり手を使ってオブジェ同士を干渉させると、ゲーム自身が不安定になります。
究極が、座りながら遊ぶPSVRサイドへの無駄配慮で、手がマジックハンド式に・・・
ボタン一つで腕ががダルシムのように伸びるので、床に落ちたものもしゃがまずに拾うことが可能で~す!
やってみるとわかりますが、腕が伸びすぎて半端な距離にあるものが拾えないのですが、慣れたらいけます。
あと壁やオブジェを突き抜けてものを拾えるようになってしまうので色々破綻します。注意。
こんな時のために、「パラノーマル・アクティビティVR」のような、本体立ちながら遊ぶVRゲーム用の設定を考えたのに↓
「ドント・ノック・トワイス」ではこの設定の「立ちプレイ」で遊ぼうとすると、おかしくなって、ゲーム中常に地面にめり込んだ状態になってしまいます。目線がほぼ床です。
このゲームに関しては、VR用のカメラは目線と同じ高さにしないと、おかしくなるようです。
このゲームのためだけにいちいちカメラの位置を変えるの面倒なのですが、しょうがないです。
でも、そういった部分に対して大目に見てあげると
ゲーム自体は中々ホラーでグラフィックは良し、没入感も良し
ということで、結構いいゲームなんですが、変なところで足を引っ張られて損をしている感じです。操作性に対する練り込みが甘く、延期を重ねた割には、開発期間が短すぎたようですね。でもリニア移動となめらか振り向きパッチが入って、数倍良くなりました!
初見プレイ動画
恒例の初見実況動画を載せます↓ 初見と言っても正確には最初の10分だけ事前に試しにやっています。最初の3分間の映像が切れておりますが、そもまま載せました。(どうやら録画の際にもバグが発生するようです!)
クリアまでの動画を録画したのですが、二回ともバグによって消失し、昨日は発狂寸前でした。ライブ配信だと大丈夫そうなので、それに挑戦しました。
ホラーが苦手な方用に今回は怖がらせないような実況を心がけてみました。
初の顔出しです!と言ってもVR。
ついにリニア移動化パッチ導入!ゲームの次元が変わりましたので動画をアップ!必見!
ということで、映画が下地になっているだけあって、演出は悪くないと思います。グラフィックも良し。物理エンジンも楽しい。
何よりPSVRゲームでは まだ珍しい、武器をPSMOVEで振る事ができます。
しかもそれでドアなどを破壊できるのは、本当新しくて素敵です。
壊せるものも多く、変なところで凝っていて、ここも素敵です。
そういう意味では、なかなかの意欲作ではないでしょうか?
ということで、色々凝ってて応援したくなるようなゲームです。
独断評価
遊んでからの独断と偏見による評価です。
(100点で満点です。あてにはしないでください。)
怖さ B-
ホラー環境 83
ホラー音環境 81
ホラー要素 85
びっくり度 88
ストーリーの怖さ 75
キャラホラー度 80
ホラー演出 83
ゴア度 42
没入感 72
酔いやすさ 48
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