
前回は冬山の山荘が舞台でしたが、今回は冬山の精神病院が舞台で、しかもVRです!
ついに発売されました。「インページェント」(入院患者)
“Until Dawn”や”Until Down: Rush of Blood”などを手がけた”Supermassive games”の新作で、しかも”Until Dawn”の過去話ということで、期待している人は大いに期待しているホラーアドベンチャーゲームです。
邦題は「The Inpatient -闇の病棟-」なのですが、ダサいのでスルーします。
ゲームシステム
システムは前作「アンティルドーン」を踏襲しており、更にそれをVR化したような感じです。前作同様プレイヤーの選択肢によってストーリーがいくつにも大きく変わるとのことですが、結局前作「アンティルドーン」では、大まかなストーリーは決まっており、最終的な結末で、生存者の数が違う程度でしたので、今作ではどれぐらい各エンディングに違いがあるのか期待したいところですが、前作と同程度の分岐でした。 オトギリソウ、かまいたちの夜レベルでのストーリー分岐は期待しない方がいいみたいです。
ストーリー
(ストーリー重視のゲームなので、ネタバレにならない程度にあやふやにします。)
精神病院で目覚めた主人公は記憶喪失のまま、ダラダラと病院のスタッフや患者と触れ合ったりする。主人公にはどうやら秘められた秘密があるようで、その後の騒動で、秘密が明かされていく・・・
操作、移動方法、酔い易さ
- 振り向きは、「45度」から「滑らか」まで設定できるので、酔いやすい人にも選択肢があります。
- MOVEコントローラーで遊んだのですが、ボタンを押して進むなど、やや癖のある操作方法で、最初の内は戸惑いますが、慣れたら問題ないです。
- MOVEコントローラーで遊ぶ場合は、手を四方に伸ばせるよう、オブジェクトが拾いやすく方向を変えやすい、立ちながらのプレイがおすすめです。
- 座りながら遊ぶ場合はデュアルショックがいいと思います。
- MOVEで手を再現して、オブジェクトを拾ったりしますが、無駄なアイテムは拾えないので助かります。
- いちいち手で拾うのが面倒な人はデュアルショックでもいいと思います。
- 主人公は走ることができないですが、その分酔いにくいです。
- VRへの最適化が良く出来ているようで、他のゲームと比べても酔いにくい気がします。
音声入力
このゲームは会話の選択肢が多いゲームですが、なんと音声入力で会話を選択することが可能で、選択したい方のセリフを口で言うだけでその選択肢が選ばれます。
そうすることによって、プレイヤーがーNPCと本当に会話をしているんだという雰囲気を出したかったのでしょう。没入感アップに大きく貢献する仕様です。
エンドクレジットにも、主人公の声は「あなた」という風に表記されており、くすっときます。
音声入力はPSVRと非常に相性の良いシステムだと思いますので、他のゲームでも採用してほしいところですね。
ホラー要素
ホラーとサイコホラー要素が混じっており、映画を見ている感じで、ぶっちゃけそんなに怖くないです。
何かが急に飛び出して脅かしてくる「ジャンプスケアー」も1ゲーム中、数えるぐらいしかありません。
それでもレベルの高いグラフィックと音による雰囲気で、リアルな深夜の病院を彷徨うような怖さと不安感が演出されているのは素敵です。
各登場人物も個性的で、ドラマのように感情移入できるのは前作同様です。そして感情移入が完了した頃にホラーがやって来るのは流石です。
実況動画
ストーリーベースのゲームなので、発売直後のネタバレ実況は控えますが、攻略動画を作るかもしれません。そのときはこちらの記事を更新いたします。
あと、ゲーム内容をフライングで垂れ流した実況者はことごとく動画削除を食らっているので、様子を見ます(笑
そもそも何をやってもクリアにたどり着くので、そこまで攻略の必要はないです。
完全クリアを目指すほどの時間も気力もないですし。
まとめ
- 2018年度のPSVRゲームの新たな基準を設けたゲームだと思います。(ハードルを上げたとも言えます)
- VRじゃなくても十分遊べるゲームを、敢えてVR専用にしていますが、非VR層にもコレは遊んでみたいと思わせるには十分です。
- 前作「アンティルドーン」のファンなら、遊ばないと損です!
- グロシーンは前作「アンティルドーン」よりかなりマイルド。
- ストーリー重視で他のVRホラーと比べると、そこまで怖くありませんが、雰囲気と没入感は抜群。
独断評価
遊んでからの独断と偏見による評価です。
怖さ B-
ホラー環境 88
ホラー音環境 87
ホラー要素 86
びっくり度 81
ストーリーの怖さ 82
キャラホラー度 87
ホラー演出 91
ゴア度 72
没入感 91
酔いやすさ 35
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