「フリーダイバー :トリトンの沈没(FREEDIVER:Triton Down)」
当時PSVRがスペチャン5発売(2020 2月25日)で盛り上がっていた裏で、こっそりと北米PSストアとOculusストアで発売された沈没船素潜りVRゲーム。短い分、丁寧な作りでPSVR版QUEST版共にクオリティーが高く没入感があってとても良い出来だと思います!
暗い海底洞窟等を酸素ボンベ無しで探検するこれまでのVR水中ゲームの中ではダントツに素敵な体験が可能!沈みゆく船からの脱出で暗闇のエリアも多くてドキドキでスリリング!溺れ死ぬ所とかはファントムセンスで本当に苦しく感じるぐらい素敵で、沈みゆく船からの素潜りで脱出する究極の緊張感を味わえます。
ストーリー
主人公の日系人(ぽい)、田中蓮(Ren Tanaka)は、スキューバギアを使わずにとんでもない深さまで泳ぐことができるフリーダイバー。前ミッションのダイビングで危うく死にかけたため、何ヶ月か休業していたところ、彼女の師匠、エキセントリックで優秀な科学者であるリンドストローム博士から海中の洞窟で驚くべき発見をしたとの連絡があり、レンは深みに戻ることを決意する。なんとそこには驚くべき地下遺跡があり・・・
ステージは二部構成で最初は静かな海底洞窟探索、次に阿鼻叫喚の沈没船脱出ステージ、雰囲気がまるで違う二つのステージを楽しめます。
操作
ゲーム中の移動は泳ぎのみ、しかもVRなので振り向きや移動は実際に水を掻き分けて進んでいくので臨場感と没入感がとても高いです。泳ぎが得意な方ほど操作に慣れやすいかもしれません。常時立ち泳ぎで移動する感じで、慣れると横泳ぎで落ち着くあたりとてもリアルです。どうしても操作ができない方はオプションでよりボタンを使用した平面ゲーム的な動きに変更することも可能ですが、没入感が大幅に減り、場合によりけりですが、VR酔いが良くも悪くもなります。
手づかみで進む
泳いでばかりでも疲れるので、オブジェクトや壁につかまることも大事です。酸素補給時等、体が流されないようにするためにも必要です。また水の流れが速い場所などは手で伝って進まないと進めません。VRならではの操作です。
息継ぎ
息継ぎはこのゲームに没入感を与える大事なギミックです。主人公はスキューバーではなく素潜りなので、当然息継ぎをしないと数分で死にます。海底洞窟では空気だまりや設置型の酸素ボンベを見つけて定期的に酸素を補給しなければなりません。沈没船ならなおのこと、時間とともに水かさが増していく空気だまりで素早く空気を補給して進まなければなりません。
VR酔い
視界が結構動くゲームの割にはVR酔いは軽い方だと思います。筆者も最初の2プレイは酔いましが、その後慣れるのも早かったです。水を書く動作に少しコツがいるので慣れるのにすこし時間がかかります。リアルで泳げない方はこのゲームでも苦労するかもしれません。
PSVR実況プレイ動画(字幕付き)
PSVR版のネタバレプレイ動画です。最初の海底洞窟ステージです。英語のやり取りがわかるよう、最低限の字幕を付けております。
スリル満載の沈没船ステージです。このままエンディングまで遊んでいますのでネタバレ注意です。
まとめ
「孤独でスリリングな素潜り体験」というこれまでのVRジャンルにはあまりない体験ができて大変楽しかったです。全体的なボリュームが少ない分、響き渡る音声、水かさが増す描写などパニック要素もあったりと丁寧に作られた作品で、臨場感と没入感も素晴らしいと思います。
独断評価
遊んでからの独断と偏見による評価です。
怖さ C-
ホラー環境 73
ホラー音環境 76
ホラー要素 62
びっくり度 56
ストーリーの怖さ 48
キャラホラー度 30
ホラー演出 36
ゴア度 0
没入感 90
酔いやすさ 67
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