恐怖のミノタウロスの迷宮VR体験 PSVR微ホラーアドベンチャー「Theseus(テセウス)」紹介と感想 初見実況動画&クリアまでの動画

7月28日更新 ノーマルエンディングまでの動画を追加

いよいよ米国ストアでPSVRゲームの発売ラッシュが始まりました。

でも、日本のPSストアのVR部門は相変わらずやる気がない感じで悲しいです。

外国から見ると日本は技術大国なのに、PSVRは日本初なのですから、もっと頑張ってほしいところです。正直モニタ-で遊ぶゲームは完全に排除して、すべてがVRやARになったら個人的にはうれしいです。

ということで本日米国PSストアで発売された”Theseus”「テセウス」。紹介します。

ストーリー

テセウスはギリシャ神話において、ミノタウロスの迷宮に乗り込みミノタウロスをぶっ殺した英雄として有名ですね。ほかにもいろいろやっていますが、後世の作品によってはヘラクレスと混同される事もあるやや地味な英雄です。ミノタウロス嗜虐はヘラクレスの仕業だと勘違いしている人も何割かいる事でしょう。

ちなみにテセウスさん、半人半神の中では、ヘラクレスの次ぐらいに力の強い人らしいです。確かにゲーム中でもなかなかの腕力を発揮するシーンが(主によじ登ったりするとき)垣間見れます。

あとゲームとは関係ないですが、最終的な死に様は友達に崖から突き落とされ転落死とやや地味です。相当な突き飛ばし方をしないと崖ぐらいよじ登りそうですがこの人。

ゲームの方は、実際の神話をベースにしていますが、ストーリーはオリジナルで、ミノタウロスに捕らわれた謎の女神っぽいアリアドネーを助けるというシンプルなもの。ちなみに原作では、アリアドネはお王女で、特に捕らわれてはおりませんが。テセウスを見送るときには重要なキーアイテム(毬の麻糸)を渡す役割を果たしております。当時から麻ってどこでも自生してたんだなぁと思いを馳せますね。

まだクリアしていないので、オチが気になりますが、なんとなく普通のオチでは終わらない雰囲気というか、もやっとした救いのないエンディングになりそうなフラグを感じます

でも一応マルチエンディングとなっております。

ゲームシステム

さて、ゲームとしてはラジコン操作式の三人称視点のアクションゲームです。

VRといえば、これまでは1人称視点以外でやる意味を想像できなかった私ですが、この作品によってその考えは完全に改められました。

VR視点の使い方が非常に良く、VR環境の中でもストレスなく3人称アクションゲームで遊べる感じで、今後はどんなゲームでも上手に作ればVR環境で面白く遊べる、ということがよく分かった作品です。

ギリシャっぽいところが舞台のアクションといえばクレイトスさん主演の名作「ゴッドオブウォー(GOW)」がありますね。やや似ていますが、さすがにアクションはGOWみたいに激しくないです。構成としては、怖いダンジョンを進んで演出を楽しみつつ、謎解きあり、戦闘有り、巨大モンスターありってな感じで、GOWよりはVR的な演出に力を入れている作品(といっても演出でもGOWの足元にも及びませんが)です。そもそも主人公ジャンプできないですし。

視点は初期のバイオのようにほとんど固定ですが、VRでやるとで視界がとっても広く、このタイプの3人称視点でもVRを良く生かすことができるのがわかり、感心しております。

ちなみに視点はほとんどの場合固定なので、酔う心配はありません。

ダンジョンは中々おどろおどろしく、これまでのPSVRゲームの中でもかなり奇麗なグラフィックで、一見の価値ありです。

ということで、冒頭の一時間、初見で実況してみました↓。

初プレイで特に下手ですが、ご了承くださいませ。

次はエンディングまでの動画なのでネタバレにご注意です。

ということでノーマルエンディングまでの動画でございましたが、トロフィーを見ると最後の部分にも選択肢があるようです。

謎解きも初見ではなかなか攻略しにくいところもあり、隠しトロフィーもあるので、中々やりごたえのあるゲームです。

金額は$19.99となかなかお手頃の割には、グラフィックにも力が入っており、没入感もあり、ゲームとしての要素も一通りそろっており、VRに対する工夫もよくなされています。

これまで出たPSVRゲームの中では群を抜いて完成度が高いと思います。

現在糞ミニゲームばっかりのPSVR作品群の中でも、とても貴重なまともなVR冒険アクションゲームではないでしょうか、ようやくこういうまともなゲームが発売され、本当の意味でVRゲームの夜明けを感じるゲームです。

普通の非VRで出しても遜色のないゲームをVRで出した感じがとっても素敵なゲームだと思います。おすすめです!

日本語対応は未定ですが、日本での発売もどうなるか楽しみです。

独断評価

遊んでからの独断と偏見による評価です。

(100点で満点です。あてにはしないでください。)

怖さ          D+

ホラー環境     70

ホラー音環境    72

ホラー要素     69

びっくり度     67

ストーリーの怖さ  41

キャラホラー度   70

ホラー演出     67

ゴア度       61

没入感         74

酔いやすさ                  10

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